表紙絵が可愛くてジャケ買いしました。ラブスター社のラブスター博士の発明は、インラブにラブデスにラブゴッドと、ラブラブしい。なんでもiをつけるApple社か、なんでもGoogleと名付けるGoogle社みたいな感じ。政府機関でなく広告代理店である一企業が、人々を完全に支配してしまうディストピアを、ラブラブな彼氏彼女が駆け抜ける話。
前半は状況説明と主役の彼氏彼女のいちゃつきぶりが長くてダルめ。しかし世界幸福度ランキング第3位のアイスランドのSF作家が贈るブラックジョークは、終盤になるほど過激になり、神を作り〈一億の星祭り〉を実行し大暴走。