新年明けましておめでとうございますってもう松の内明けちゃったかしら?でも今日買い物に行ったモールには入り口に門松がまだあったなあ。ブログ8年目になりますが今年もよろしくお願いします。
さてさて、昨年12月から続く大雪で毎日雪掻きをするため、目が乾燥して文字がチカチカし読みづらさに辟易しながら(ひょっとして老眼?)コタツで読んできた「巨人の星」シリーズ第4弾『内なる宇宙』上下巻です。
前3部作で見事に円環を閉じたのに、熱烈なファンに続きを催促されて、ガニメアンの新たな物語が紡ぎだされました。今度はファンタジー、今風に言えば異世界が入ってきます。
前巻は10年ぶりの続編ということで、お馴染みのハント博士やダンチェッカー博士を書くことが楽しくてしょうがないらしく、作者のテンション高い高い。ノリにのって筆が止まらない感じ。ガニメアン達にちょっと来てよと頼まれて、いつものメンバーはまた宇宙へ旅立つ。あっという間にジェウレンに到着したけど、ジェウレン人の間にはなんだか怪しげな新興宗教が流行っていて…というお話。
今回もスパコンのゾラックとヴィザーが大活躍で、このスパコンとの掛け合いがシリーズで一番魅力に思えます。ハードSFが描く異世界はコンピュータの中にある。人の脳内にネットワークが繋がる過程をぼんやりでなく、コンピュータ用語でちゃんと説明してあるところがすごい。