アメリカで流行っている名言や失言を報告する週刊誌連載「言霊USA」の単行本。今回の表紙はアリアナ・グランデ。新曲「7リングス」に合わせて入れたタトゥーが「七輪」→ツッコミを受けて「七指輪♡」に訂正したのに、さらにCultural Appropriation(文化盗用)だと言われ炎上して、日本嫌いになってしまったという。悲しい…みんな、寛大な心を持とうよ。七輪の横で金網を持つアリアナ(裏表紙)可愛いよ。
さて、毎回話題に事欠かないトランプ大統領ネタも相変わらず多いのですが、今回はチャイルディッシュ・ガンビーノのThis is Americaや、ソウルの女王アレサ・フランクリン、マイケル・ジャクソンなどのミュージシャンのコラムが興味深かったです。キアヌ・リーブスのコラムも!なんて孤独で壮絶な半生なんでしょう。Twitterでぼっちキアヌを見かけたら、つい[いいね]を押しちゃうんですが、これからも映画共々ウォッチしていきたい俳優さんです。
この「言霊USA」の連載では、町山さんの娘さんの成長もちらほら出てくるのですが、とうとう大学生に!そんな話題の「Empty Nester」(子どもに巣立たれた親)も良かった。大学の保護者説明会でのアドバイス「子ども達はこれから先は自分で道を切り開くから、親も自分の道を」とはアメリカらしい!というか正しい。そして自立をうながす子育てって難しい。親の子離れもね。