夜空と陸とのすきま

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「聖書」名表現の常識/石黒マリーローズ

 

 古本屋で購入(積ん読消化)

学生の頃に、同じ著者の「キリスト教文化の常識」を読んだことがあり
日本だと「参道の真ん中は歩かない」や「有頂天」とか
外国人にはわかりにくい宗教が元になっている言葉や常識があるが
その外国側のキリスト教版で、とても面白かった。

というわけで、古本屋で続編の「「聖書」名表現の常識」を買って読んでみたが、あまりにも「キリスト教」「聖書」を絶賛する記述が多くてちょっとうんざり。これを読んでいるあなたも「悔い改めよ」と説教されている気分になる。

ガダラの豚」の意味と、昔の知人に「ルツ」さんがいたが、聖書からとった名前だったんだとわかったことは収穫。

キリスト教は「隣人を愛せ」と説くわりに
聖書の中では、かなりの原住民を駆逐したり、追い出して土地を奪っている矛盾が気になる。気候の厳しい砂漠の宗教なんだなと思う。