図書館で借りる。
短い話だったけど、とても充実感。
故郷を離れて、異国の地で語学を学び仕事に慣れて
外国人同士で友達になって
少しずつ自分の生活を立て直していく話。
自分自身と重なるところも多く、身につまされて読んだ。
アフリカ難民のサリマ、日本人女性の「ハリネズミ」
後半は、感情移入して応援してしまう。
「手紙」を使った凝った構成にも感心。
サリマの書いた「私の話」が特に良かった。
長く丁寧に書けばいいというものでもなく、
シンプルな表現がストレートに心に響く。
タイトルの「オレンジ」とは
いつも二人の心の支えとなった、美しい夕日のことだけど
なぜ「さようなら」になったのかが、今イチわからなかったです(-_-)
夕日に背を向けて、私は前に進むという意味かな?