夜空と陸とのすきま

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マトリックス レザレクションズ/THE MATRIX RESURRECTIONS

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新年明けましておめでとうございます。つたないブログですが今年もたま〜にお立ち寄りいただければありがたいです。本年も宜しくお願いいたします。

2022年ブログ最初の投稿は、年末の多忙時に縁側から抜け出して(玄関を通らないところがミソ)レイトショーで見てきたマトリックスの新作。オープニングから「やっべー前3部作の話どんなんだっけ忘れたわ」と、どきどきしながら映画に乗車しました。

案の定、話も用語もさっぱりわからないまま。そういえば、主役二人とも死んで完結したんでしたっけ。でもトーマス(ネオ)とティファニー(トリニティ)の顔が一瞬だけ白髪の別人になって映る所は見逃さなかったよ。ネオが赤いピルを飲んで覚醒するまでが1時間、長い!

宇多田ヒカル似のバッグス船長の活躍、前作のパロディ(結構すべる)、アクションシーンで机に倒れ込む香港カンフー映画リスペクト、新幹線が新感染だったりで、監督が楽しみながらアレもこれもつっこんでいる感じは見ていて楽しい。

けれど途中からゾンビものに近くなってきたのはいいとして、どうしても「飛び降り」というモチーフは気持ちがざわざわするので好きなれない。精神科医からの助言や幻覚・現実の境目をぐらつかせるのは、見る人によっては結構きつい描写なのではとも思う。

最後まで見終えての感想としては、全4作品の元ネタや設定を細かく追いかけていくとまた味わいが違ってくるのかなと。何度も見て読み解いて楽しむ映画がマトリックスシリーズなのだろう、ということでまた前作を見直します。

エンドロール後の寸劇は、余韻台無しだったので無くて良かったね…。