夜空と陸とのすきま

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イルミナエ・ファイル/エイミー・カウフマン&ジェイ・クリストフ

 

イルミナエ・ファイル

イルミナエ・ファイル

 

 ページ数600、お値段4730円!高いし分厚いでも読みたい、どこかの図書館にないのか〜と検索したら県立図書館にあったので、わざわざ行って読んできました。本屋で立ち読みした時は、ベスターの『ゴーレム100』のマネなのかという印象でしたが、内容はライトノベル。ゴーレム100の方が遥かに狂っていたなぁ。真っ黒のページが多くて、インク代で高くついたのかな?

辺境のレアメタル採掘惑星に星間企業が突如皆殺し攻撃、かろうじて逃げ延びた避難民達の乗る船団にも証拠隠滅のため追っ手が迫る。そして任務を全うしたいがために狂う船の制御AI、船団に放たれたゾンビウイルス、主人公達は無事にワームホールまでたどりつけるのかというスペースオペラSF。

メール、チャットや報告書、復元された文書ファイルに防犯カメラ映像などででつづる描写。緊張感高まる演出で一気読みできました。女子高生ハッカーパイロットの彼ピが主役。初代のガンダムっぽい展開だなーと思いながら読み進めていったら、HALの暴走にウイルス感染までてんこ盛り。ラストは壮大な○○内ゲンカでぎゃふん。とってもゲーム的なエンターテイメントでした。

女子高生と彼ピのメールのやりとりがねー。ちょっとついていけなかったです。

 

 

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