映画館で字幕版を観る。
上映時間およそ3時間、帰宅してネットで前日譚の短編3つと、町山さんの解説などで復習。ほぼ1日脳内ブレランで幸せでした。
これから観られる方は劇場パンフと、wikipediaはもろにネタバレしているので注意です。
いやあ、感想って何を書いてもネタバレになってしまいますが、前作の曖昧なところを丁寧に繋げていき、小道具も前作を彷彿させるものばかり。そんなドゥニ監督の誠実さに感嘆し、画面の空気の表現が絵画的で惚れ惚れしてしまいました。この監督はホントに凄いです。あと、人造人間であるレプリカントがせつなくて、涙を流しながら殺しあうので、胸が締め付けられました。
ディックファンとしては、主人公のブレードランナーが”K”(フィリップ・K・ディックのK)と呼ばれ、羊の折り紙(電気羊)が出てくるのでにやけてしまい、あんなに進化した未来でも、紙の本がちゃんと出てくるのが嬉しかった。
そしてヒロインが電影彼女という設定、儚すぎて泣けてくる。アナ・デ・アルマスの萌えキャラ的な、超タヌキ顔は印象深かったです。
これは”レプリカントは二次元嫁の夢をみるか ”なんだな。