夜空と陸とのすきま

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ゼロ・グラビティ/Gravity

 

ゼロ・グラビティ [Blu-ray]

ゼロ・グラビティ [Blu-ray]

  • 発売日: 2014/12/03
  • メディア: Blu-ray
 

 

レンタルBlu-rayを借りる。
宇宙空間で作業中にデブリ事故にあい、地球への生還を目指す話。

開始から最初のデブリにぶつかるまでの13分の長回しに土肝を抜かれ
「酔う酔う」という感想を聞いて劇場3Dを避けたのを悔やみました。
ああーやっぱり最後のレイトショーに駆けつけるべきだった。

SFに関してはあんまり物理的にありえないとか細かいところを気にするより
映画全体の勢いと雰囲気があればOKな方なので
とても満足できました。
エイリアンの襲撃に遭わなくても、SFサスペンス映画って
作れるんだなと感心。(アポロ13も見ないと)
映像の迫力がとにかく凄かった。

後半のジョージ・クルーニーの幻想シーンから
「もう逃げない必ず地球に帰る」とサンドラ・ブロック
再起をかけるところは涙腺崩壊。
「次に進むんだ、その道を楽しむんだ」という台詞も良かった。

いつも胡散臭いか詐欺師役が多いジョージ・クルーニー
あんなにかっこいいなんて!ずるいわー惚れてまうがな。
いや、昔から好きですけどね。
この度は御結婚おめでとうございます。


宇宙服と繋がるワイヤーがへその緒に見えたり
船内で胎児と同じ姿勢をとったり
最後に地球に帰還して海(湖?)に落ちて
ずぶ濡れから岸に這い上がるなど
生まれかわりの演出を意識しているのかな。

ロシアのせいで事故にあい、中国の衛星に助けられる展開
日本の衛星じゃなくて残念です。(今の世界情勢ですか…)
でも中国の衛星はスイッチが全部漢字表記で読めない
だけどスイッチの配列は一緒なんて
パクるけど意地でも中国語にするしたたかなあの国らしさが出てて
緊迫したシーンだったのに笑ってしまった。