本棚の隣で針仕事

雪国在住。積ん読本と図書館通い、 録画した映画、買いためた布や手芸用品をどうするかの記録。

ペイチェック 消された記憶/Paycheck

ペイチェック 消された記憶 [DVD]

先日読んだばかりのディック短編「報酬」の映画。

無精髭のない若きベン・アフレックはモアイ像に似ているし、ユア・サーマンは途中からキル・ビルになるし、確かにジョン・ウー監督とディックSFとの相性はいまいちで、無理矢理感がありすぎるアクションのゴリ押しや、ラストの研究所爆破のヤケクソっぷり、たくさん鳩が飛び立つと思ってたのに、鳩そこっ?など口あんぐりではありました。

しかし大金の報酬のために記憶を消す主人公が、愛する女性と再会したい、世界を救いたいと心変わるなど素晴らしいではないですか。最後まで金!金!の原作より人間らしかったです。

そして私は、小道具を使って扉や回線をいじり危機から脱するというシチュエーションに萌えるたちなのです。S.Wエピ7のレイがやたら機械に強く、ファルコン号やドア制御装置を細工するシーンも萌えまくり。破壊でなく細工する。おそらく、幼い頃に初めて映画館に連れていってもらった映画がS.Wエピ4のリバイバル上映で、R2-D2のハッキングシーンの印象が新鮮だったからかな。R2-D2が初めて見たハッカーだったんだなあ。ということでペイチェックの本筋である、20個のガラクタを頼りに難を逃れるという設定はツボにはまりました。

過度な銃撃戦とカーアクションのなかでも、主人公が技術者ということで、人を直接殺さず「倒す」「敵が自滅する」という表現にこだわっていたように思えます。なんだかんだ言っても結構面白かったのですが、ジョン・ウーファンにとってはクールさがなくて拍子抜けだったのかも。