10人の東北在住作家さんが綴る、あの日からの…東日本大震災の鎮魂怪談集。
実話あり、創作話ありですが、ディティールがやたらと細かくて、話がうますぎる!映画みたいと思うのは創作話で、実話は短くてしんみりとした印象でした。怪談って実際はさりげない体験なのでしょう。そういう面では前半の短い話の方が怖かったです。
水と魂は相性があうらしく、阪神・淡路大震災の時より津波被害が圧倒的だった東日本大震災の方が、不思議な体験をされた方が多かったというのと、外で亡くなった方の現場に花や線香を添えるのは実は良くないというエピソードが興味深かったです。墓地でもそうだけど、献花したお花はお家に持って帰りましょうね。
震災の前日に目撃された不思議な話。海上に無数の白い光が登っていったとか、山の方に三角の物体が飛んでいたとか。予兆らしきものが多く見られたのも特徴的。