夜空と陸とのすきま

SF好き SF小説1000本ノックを目指しています

インターステラー/INTERSTELLAR

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劇場で字幕版を鑑賞。

環境の変化による食糧不足に陥った人類を救うため、新しい惑星を目指して宇宙を目指す元パイロットの話。宇宙戦艦ヤマトのOP歌詞まんまです。

でもヤマトと違うのは、人類を救うためというよりは、自分の家族、恋人を救うためと個人的な思いでミッションに参加するところ。お国の為、人類の為に命をかけることはできそうにないけれど、親になった自分にとって子どもを救うためならとリアルに思えました。子どもからのビデオレターのシーンは目がうるうる。

前半の無人飛行機、ゴースト、インタビュー映像等々が伏線になっていて、最後にすべて繋がるのが小気味よい。特に五次元空間が○○だなんて最高です。うわぁ(歓)とくる映像でしたね。本好きにはたまらんわ。

宇宙物理学、相対性理論、五次元空間を無謀にもセリフだけで説明しようとするので、わけがわからなかったけど、要するに敵は「時間」なのですね。
宇宙服、宇宙船、ロボットのデザインも実にシンプルで好み。極力CGを使わず、模型や背景映像、フィルム撮影など、パンフレットを読むと監督のこだわりがかなりあったようですが、確かに質感はよく感じたし、なによりも光がキレイだった。
宇宙空間の出てくる映画は大スクリーンで観るべきだと改めて思います。

それにしても3時間は長い…。向こう隣からいびきは聞こえてくるし、私のお腹はグーグーなるし(笑)「GODZILLA」の停電騒動でお詫びにもらった無料チケットを使って、塩味ポップコーンをボリボリ食べていたのに。特別美味しそうな食事シーンもなかったんですけどね。