夜空と陸とのすきま

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王様達のヴァイキング/さだやす

 

 

レンタルコミックで借りて読んでみたものの、これは手元に置いておきたい!と思ったので、本屋で4巻まで購入。
天才ハッカー少年とエンジェル投資家が出会い、IT企業の世界征服をめざす話。

10年ほど前に、図書館で「ハッカー」の本を借りました(タイトル失念)。図書館にハッキングの本が!?とびっくりでしたが、ハッカーはコンピュータ技術に精通している人の尊称で、悪いことをするのは「クラッカー」。一緒にすんな!との前書きからネットワークの知識やプログラミング、2ch系ジャンク語など、ノートにとりつつ面白く学べました。良い本だったな〜、残念ながらもう置いてないけど。ああいう世界を知ってしまうと、無防備でネットに浸っているのが本当に怖くなりますね。

この漫画は天才ハッカーの主人公が、ぼっちな状態からスタートして仲間を得て、警視庁サイバー犯罪対策の協力者になるところまで成長していきます(4巻まででは)。一つ一つの難関をクリアしていくごとに、自分が目指したいことがわかってくる主人公是枝。自分にはPCしかない!としがみつき、やがて仕事になり報酬を得て、人に感謝されていく様は涙涙です。本当に読ませる展開で、巻を追うごとにどんどん面白くなってきました。わかる人にはわかる小ネタも多そうだけど、そこまでプログラミングに詳しくないのが残念…。

コードを読んで、犯人を推理する是枝はホームズ。
サポートする坂井がワトソン(ちょっと無理か)。
捜査二課の神崎がレストレード警部。
笑い猫がモリアーティで、女王様がアイリーン!役者が揃ってるね。