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本棚の隣で針仕事

雪国在住。積ん読本と図書館通い、 録画した映画、買いためた布や手芸用品をどうするかの記録。

ジプシーのとき/Dom za vešanje

ジプシーのとき [DVD]

 

とうとうTSUTAYA発掘良品のラインアップに!
待ってましたクストリッツァ監督作品、こうして再評価されるのは嬉しいなぁ。ぜひ「パパは出張中!」もお願いしますTSUTAYAさん。
学生時代にレンタルビデオで借りて観て以来、久々に観ました。ほとんど話を覚えていなかった。そうそう、劇中の音楽が妙に頭に残って、ゴラン・ブレゴヴィッチのCDアルバム買ちゃったんだよな。

純粋なジプシーの青年が、チンピラにだまされてイタリアに連れて行かれ…という裏切り、復讐の悲しくせつないお話ですが、賑やかなロマの歌とダンス、いつでもザ・結婚式、どのカットでも登場する鳥と犬達、どんなに悲しい目にあっても家族を信じるおばあちゃんの地母神っぷりが愛おしくて不思議と辛くはないのです。

幻想的な夢シーンは、まるで寺山修司の映画のよう。フルCGやアニメだとすべて画面を人の想像力と技術で作り込みますが、アナログだとアドリブだったり偶然だったりのアクシデントが入ってくるので、予期せぬ面白さがあります。やっぱり河のお祭りシーンは綺麗ですね。(これはなんとなく覚えてた)インドのガンジス河のようで、人生は河の流れのようと美空ひばり節。ミラノ大聖堂とおばあちゃんの手毬歌のシーンも大好きです。

主人公はスプーンや空き缶を動かせる微超能力を持つという設定なのに、役立つのが最後のそれかいと、また悲しくなっちゃたり(ノ_・。)