夜空と陸とのすきま

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アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅

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アリス続編を3D吹き替え版で娘と一緒に観ました。本当は、同じ映画館でやっているコーエン兄弟マイケル・ムーアクドカンの映画が観たかったけど、渋々付き添い。(ところで森達也監督の「FAKE」は絶対に映画館で観たいんですが、さてうちの街で上映してくれるかなぁ…)

アリスは前作が最近テレビ放映していて、それを観た娘が続編きてるよと大騒ぎ。思えば、私の母もよく映画館に連れて行ってくれました。娘が将来映画好きになってくれたら、いろいろ一緒に楽しめるよね、一緒に楽しみたいもんねと頑張りましたよ。(チケット、飲み物、ポップコーン、パンフともろもろ買うと出費が痛いが、頑張った!きっと昔は母も頑張ってくれたはず)

期待せずに見始めていたけれど、思っていたより満足できたのは、大好きなスチームパンク色が満載だったせいかも。前作は、やっぱりティム・バートンらしい(毒々しい)カラーの庭園デザインが強烈だったけど、今回そうでもなかった。自由に生き、強いアリスも気持ちいい。アリスって自分探しの話じゃなかったっけ、まあいいや。アリスの顔が最初は本当に必死顔だったので、魅力的に見えなかったのですが(失礼)、ラスト近くの笑顔で印象がまったく変わりました。かわいいぞ!

精神病院のシーンで、注射器を持ち迫ってくる医者役が、アンドリュー・スコットだったので思わず吹きました。「Sherlock」のモリアーティ!この人ずっとこういう役ばかりになりそう。

家族を大切に、自分のやりたいことだけを優先するんじゃなくて、周りとのバランスも考える。失った時間は取り戻すことができないけれど、過去からは学べる。

私生活が波瀾万丈なジョニー・デップにとっては、意味深な映画だったよね。