夜空と陸とのすきま

SF好き SF小説1000本ノックを目指しています

火星の遺跡/ジェイムズ・P・ホーガン

「ディックが死んでから30年だぞ!今更初訳される話がおもしろいワケないだろ!」(『バーナード嬢曰く。』の神林の名言)のホーガン版「ホーガンが死んでから10年だぞ!今更…以下同文」という感想が多いようですが。私は好きですよ、このオカルトとトム・クルーズと犬SF。

第1部は、紛争調停人ってなんじゃそりゃの主人公をトム・クルーズだと思い込むことで腹も立たず、サルダ2号とイレインの関係の急展開に??なりながらも、犬のギネスがめんこいので全て許す。

第2部は、第1部の悪党どもの逆襲が鬱陶しく感じつつ、ピラミッドとファラオの呪いを科学的に解釈あたりからよくわからなくなって読み飛ばし、犬のギネスがめんこいので全て許す。

ホーガンはこの本と、星を継ぐもの3部作しかまだ読んでいないけど、いまのところ主人公はだいたいトム・クルーズな感じ。