夜空と陸とのすきま

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グリーンブック/GREEN BOOK

グリーンブック(字幕版)

黒人ピアニストのドクと運転手トニーのアメリカ南部演奏ツアーのお話。

1962年なんてほんの60年ほど前なのに、こんなに黒人差別が横行していたことに驚く。黒人専用ホテルガイド「グリーンブック」を頼りに南部地域を巡る演奏ツアー。黒人だからトイレは外の掘っ立て小屋、夜間外出すれば連行、ゲストの主役なのに演奏するレストランで食事ができないなどなど。それでも暴力に訴えずひたすら気高く耐え抜くドク。最初はレイシストだったけどドクと腹を割って話すうちに友情を育んでいくトニー。実話を元にした最高の物語でした。

私にとってヴィゴ・モーテンセンというと『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン馳夫さんで固定されているんですが、やばいほどメタボなお腹!ホットドックやピザを丸呑み!と衝撃的な画にクラクラ。この役柄のために20キロ増量したそうで、体張っての気合いが入ってます。

主演のヴィゴ・モーテンセンマハーシャラ・アリの笑顔の表情がすごくいい。惚れてまう。手紙という小道具の活かし方と最後のセリフも素晴らしい。