夜空と陸とのすきま

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間違う力/高野秀行

間違う力 (角川新書)

高野秀行10箇条

第1条 他人のやらないことは無意味でもやる

第2条 長期スパンで物事を考えない

第3条 合理的に奇跡を狙う

第4条…などをそれぞれの章タイトルにして、実際の行動を例に教えてくれる一冊。仕事が〜年金以外に2000万円が〜と悩んでばかりの日々に潤いと力を与えてくれます。かなり気休めになるのでおすすめ。なんだかんだいって高野さんの知力、体力、運の強さがあってこそ辺境作家になれたのではと思うけど。

最後の第10章「一流より二流をめざす」にて、「腰が軽ければ軽いほど面白くなる」の項目で「何かアイデアを思いつくと興奮して、いても立ってもいられなくなる、自分としては宝島の秘密の地図を発見したような気分」とありました。旦那も私もこの病気にかかっていて、とにかく熱しやすく冷めやすい。(ので、色々と物が増えていくんだけど) 「腰が軽い」のは、思いついたらすぐ飛行機に乗っちゃう私の親兄弟も同じ。

高野さんの言う「「てきとう」でも今はじめることが大事」を肝に銘じます。