夜空と陸とのすきま

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壇蜜日記/ 壇蜜

壇蜜日記 (文春文庫)

暖かいですねといえど、夜は寒いので油断できない。週末には雪、雨、晴れのマークが一日のスペースに押し込まれ、狭そうにしていた。結局「降るかもしれないし降らないかもしれない」と言いたいのがよくわかった。

2014年2月25日の日記、まるで今日の天気のようだ。

檀蜜の日常をつれづれと書いた日記。感性が鋭くて、とても繊細で、書けるようで書けない文章は魅力的でした。ネコのこと、メダカのこと、コンビニ、ゴミ出し…。たまにぼかした芸能人の話。多分、あの人のことかなと推測するのもまた楽し。でも公開日記に書かれるなんて、同業者もやりにくいだろうなぁと思ったり。

あと、すらすら文章が頭に入ってくるので、読んでいるととてもシンクロしてきます。檀蜜とのシンクロはエロチックでドキドキしましたが、芸能界にこのままいられるのかという不安や孤独なども共感してしまって、ちょっと一気には読めませんでした。

毎日数ページの檀蜜タイム。