夜空と陸とのすきま

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ひるね姫

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「009」以外はだいたい見ているはず、神山監督新作「ひるね姫」観に行っていきました。

観る前にチェックしたYahoo!映画の評価がぼろくそで、そんなに散々な出来なのか不安になってしまいましたが、そんなこともなく、背景も綺麗だし、ディティールが細部まで描き込んでいて、キャラがめっちゃ動く。これだけでもう大スクリーンで見られて大満足です。夢と現実を行き交う物語なので、これはあれのメタファーかしらとあれこれ想像するのがとても楽しい。特にSNSの炎上と拡散の表現が面白かった。「鬼」のメタファーは「事故」だと思ったんですが、エンシェンの名前の由来がありそうでなさそうでモヤモヤしています。炎(エン)神(シェン)か猿神かな?エンジンをもじっているのかな。

そしてなによりも主役の女子高生ココネの声がすばらしい。高畑充希のゆっくり、まったりした岡山弁がたまらんのです。甲高くて、早口のアニメ声が苦手なので高畑充希ほんと良かった、ココネの声をまた聞きたいだけでも、もう一度見たくなりました。

車の自動運転、VRヘッドセットに東京オリンピックと、ちょっと先の未来がわくわくします。後半せっかく東京に行ったのに、あんまりオリンピックで盛り上がってなさそうでしたね(笑)。新幹線とか檄混みだと思うんだけど。