夜空と陸とのすきま

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アルゴ/argo

 

 

レンタルで借りる。

1979年イラン革命中のイランアメリカ大使館人質事件で、実際にあった6人の救出劇。

どうしてアメリカとイランは、ああも仲が悪いのかという歴史をよく知らず、冒頭の説明でなんとなく納得。そしてこのCIAとカナダとの共同作戦で行われたありえない救出劇は、最後にイラン領域を脱出するまで緊迫した状況が続き、とても面白かったです!

でもよくよく考えてみると、イラン国内をあれだけ泥沼化にしたアメリカと欧州が元凶であって、イラン人の怒りももっともで、ラストのCIAの勲章やら「正義!アメリカ!」の連呼は、なんだか釈然としない。さらにおまけに付いていた実際の人物のインタビュー集を見ると、結構淡々と脱出できたようだし、映画後半は盛り上げるためにフィクションが多いのかな。

そしてベン・アフレック
NHK朝ドラ「あまちゃん」の勉さんのことを「勉アフレック!勉アフレック!」と呼ぶので、ベン・アフレックの顔が出る度に、塩見省三氏の顔がだぶって、ほとほと困りました。