夜空と陸とのすきま

ゆるいSF脳。SF小説1000本ノックを目指しています

スイス・アーミー・マン/Swiss Army Man

スイス・アーミー・マン(字幕版)

タイミングを逃して劇場で見れなかったと悔やんでいたら、すぐにレンタル化されました。

誰も助けてくれない無人島で絶望し、今まさに首をくくろうとした男(ハンク)の前には水死体(メニー)が。「もうすぐ僕もそっちへいくよ」と覚悟を決めたとき、死体からオナラが出始めて…オナラの勢いで海を渡っているシーンが、まさにタイトルの絵です。ここまでが開始5分め。それから上陸し、森林をさまようハンクと死体メニー(この辺からなんかしゃべりだす)。やがてスイス・アーミー(十徳ナイフ)ばりに多機能なメニーの能力を活かしてサバイバルが始まるというお話。

いやいや小学生の娘と観に行かなくて良かった(^^;)というほど下ネタ三昧でしたが、下ネタの中に哲学や人生の真理なんかをぶっ込んでくるのがなんとも素晴らしい。森の中に不法投棄されたゴミで楽しく家やバスを作っちゃうし、その才能があれば生きていけるじゃんと思ったり。ハンクとメニーは、ハンクが片思いしているサラに、今度こそ声をかけて恋人になって、デートして結婚して双子を産んで幸せになってと強烈な妄想パワー(主に下半身)を糧に、楽しくサバイバルしていきます。

見終わった後の感想はというと、男心は傷つきやすく、繊細で繊細でロマンチストでほんまに大変ねーというのと、知らない男と死体からまだ一度も話をしたことすらないのに、熱い想いを一方的にそそがれて困惑するしかないサラにすっごい同情しました。怖かっただろうなぁ。隠し撮りされてスマホ待ち受けとか引くわ−。あのドン引きしてるサラを見たら、ラストの友情とか切なさとか飛んでいっちゃた。

死体役のダニエル・ラドクリフ君よく頑張った!

公式サイト(英語)版は、お尻をタップするとおならをして、「hello」などとタイピングすると返事をくれるメニーと遊べるよ。

swissarmyman.com