ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作とした名作映画。
これまた久しぶりにレンタルで借りて見返しました。学生の頃に見た時は途中で寝ちゃったのです。テンポが悪いわけでもないのに何でだろう。
今ではWikipediaで調べたらうんちくがいっぱい、そして町山さんの名著「ブレードランナーの未来世紀」(超オススメ!)も合わせて読むと、より深く理解できます。ということは学生の頃は何一つ解説なしで見たので、チンプンカンプンだったんだと思う。ラストの折り紙がユニコーンだったなんてわかんねぇよ。
〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 (映画秘宝コレクション)
- 作者: 町山智浩
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2005/12/20
- メディア: 単行本
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解説を読んでから見るとまったく印象が違いました。ハリソン・フォードは実に嫌々やってるのがよくわかる。彼が何の為にレプリカントを狩っているのか、わからないので(まあ仕事だからなんだろうけど)感情移入しづらい。対してレプリカント達や博士、セバスチャンなどの脇役は、とても魅力満載で良かったです。アパートの建物もかっこいい!
この作品が、その後のクリエイターに与えた影響は計り知れず。「サイレントメビウス」なんてもろですね。そういえば、最近の近未来物は酸性雨降ってないねぇ。
さて予習は済んだし、10月公開の「ブレードランナー2049」が楽しみです。