池上彰&佐藤優対談集第3弾、今回はリーダー論がテーマです。アメリカの大統領選前の10月に出版されてますが、(先日読んだ町山さんの本もそうだけど)もうトランプ大統領を予言しているかのようで、トランプはなるべくしてなったんだなと読んだら思わざるを得ません。プーチンも来日したことだし、リーダーと独裁者について、まさに今読んどけって内容でした。新書は生ものなので、古本まちじゃだめですね。
・日本の財務にはコンソル公債(consolidated annuities)が有効
・原発依存が非核につながる皮肉、日本は物理的に核武装が不可能
・教育が子供達を選別する役割になってしまっている
など、普段自分が目にしているメディアとは違う視点からの指摘が興味深かったです。最後の佐藤氏の「急ぎつつ、待つ」というあとがきに少し救われました。