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本棚の隣で針仕事

雪国在住。積ん読本と図書館通い、 録画した映画、買いためた布や手芸用品をどうするかの記録。

奇界遺産2/佐藤健寿

奇界遺産2

 

 

鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。(『デミアン』/ヘッセ/髙橋健二 訳 1919)

 ヘッセの言葉から始まり、チェルノブイリの卵で終わる奇界写真集。

 

夏休みは娘とよく図書館に通いましたが、分厚いコニー・ウィリスの本を手に取った時に、おいおい本棚の積ん読消化をそろそろ進めようぜと私のゴーストがつぶやき、雑誌と写真集だけ借りてきました。気軽に読めるだろうと思ったこの写真集がすごい!内容はムーとか宝島に載っていそうな俗にいう世界珍百景なんだけど、この重量感、美しい写真、かっこいい装丁、面白く深みのある言葉が並ぶキャプション。欲しい!ちょっと高いけどこれはぜひ手元に置きたい1冊です。1も読みたいなぁ。ちゃんと買うのでぜひ3も出版してください。

情勢が不安定な中東や西南アフリカにも足を運び、奇抜な風景とともに現地の人の生活感もわかる写真がとにかくすばらしい。娘も面白がって読み、「おばあちゃんにも見せてくる〜」と持ってすっ飛んでいきました。後でじっくり読んでみたら、『ラスプーチンの巨根』とか、『韓国の済州ラブランド』(秘宝館みたいなとこ)なども載っていて、おおうっお義母様困っただろうなと冷や汗をかきました。