映画館で字幕版を見る。
いきなりぶっちゃけますが、私の好きな男性のタイプは、中学生の時からずっと士郎正宗「アップルシード」のブリアレオスです。大人になっても結婚しても、あの包容力にときめきます。
学生の頃に「好きな漫画って何?」と飲み会でサークルの男先輩に聞かれ「アップルシードです!」と即答し、「オタクかっ!」とドン引きされましたが何か?
ブリアレオス↓
ほんでもってチャッピー↓
もう観に行くしかないじゃないっすかっっっ!!
パンフにも書いてあったけど、デザインはアップルシードで、オチは攻殻機動隊だったりで、ああ同年代でシロマサの影響が大きいんだなぁと、ニール・ブロムカンプ監督がますます好きになりました。ラストのバトルはブリアレオスVSガンヘッドを見ているようだった笑
前半のギャング達の振る舞いはヤクザ映画。ブロムカンプ監督だからいつ人が飛び散るのかハラハラしましたが、その辺は前作より大人しくなっていて、さらに前作よりも笑えるところも多く、肩の力が抜けた感じで、「第9地区」の世界が戻ってきたようで嬉しい。
2016年南アフリカのヨハネスブルクでは、治安維持のため警察ロボットを導入。技術開発者のディオンは破棄処分となったロボットに、人工知能AIを植え付けたが、ギャングに誘拐されて…という話。
純粋無垢なAIがギャングから犯罪教育を受けるというびっくりな展開。
結局、どんな優秀なロボットも使う人間次第なんだよねーというのと
近未来のピノキオは人間になんかなりたくないんだよ。
そして自分が死んだらUSBメモリに意識が移行できる時代がきちゃうかもよ、そうなったらどうする?という倫理についての問題を投げかけてくれた、奥深いいい映画でした。