叔母から借りる、両作家のサイン本でした。
仙台・山形を舞台に蔵王お釜の謎に迫る、合作によるエンターテイメント。
事件に巻き込まれた→ターミネーターがおそってきた→逃亡劇→仲間の思い出による知恵の出し合いと、ややご都合主義で解決みたいな、まるで伊坂さんの「ゴールデンスランバー」のよう。面白いけど、セリフがキザで軽いかな。それもまたいいですけどね。
なぜ登場人物がフルネーム記述なの?でもたまに名字だけだったりするところが、気になって気になって、ずっと変なところでひっかかっていました。
あと最初に主人公が40年前のアメ車ファイヤーバード・トランザムに乗っていたりして、すごいわー雪国でこれを乗り回してんの?動くの?とか、いらない心配をしたり。
まあ天童↔山形の積雪ぐらいならいけるのか…よけいなお世話ですね。
野球・車・ハリウッドアクション映画・戦隊もの・巨乳など、ここで阿部さんと伊坂さんがフィーバーしながら書いたのかなと想像したりして楽しかったです。
表紙カバーをめくると、蔵王お釜の写真。
この本が出版されてから火口周辺警報が発表され立ち入り規制になってしまって、タイムリーすぎます。ゴシキヌマの呪いだ。