本棚の隣で針仕事

雪国在住。積ん読本と図書館通い、 録画した映画、買いためた布や手芸用品をどうするかの記録。

賢者の戦略生き残るためのインテリジェンス/手嶋龍一・佐藤優

賢者の戦略 (新潮新書)

 

本屋で購入。

手嶋龍一・佐藤優対論インテリジェンス本第3弾
表紙カバーが2枚重ね!う、売れてますなぁ。でもこの表紙怖い。

ウクライナ危機とISについては、この本が出版された昨年12月以降、もっと激しく情勢が動いたので続編を待つことにしますが、とにかくウクライナも中東も複雑すぎてため息がでました。この荒波を渡っていかねばならないとは。

「情報戦」で重要なポイントは、誰かが事前に重要情報をリークする場合、「こんないいことがあるぞ、こんなことができそうだ」と期待を押し上げる内容であれば、それは成果を潰そうとする操作だとみていい(P134)

 こういう視線で新聞報道を注意して読んでいくべきなのか。

キッシンジャーは「第一次世界大戦は各国が同盟条約を破ったからではなく、各国が同盟条約を忠実に守ったために始まったのである」と喝破しています(P224)

 集団的自衛権と集団安全保障の違いもさっぱりでしたが、本書でよく理解できました。同盟関係が引くに引けない状況に陥らざるを得ないなんて。あと、官僚と首相の湾岸戦争のトラウマのために、性急にことが進んで行くという現状の指摘が正しいのなら腹立たしい限りです。