夜空と陸とのすきま

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ニッポンの書評/豊﨑由美

 

 

ニッポンの書評 (光文社新書)

ニッポンの書評 (光文社新書)

 

 

本屋さんで購入。

見てきた映画、読んできた本、そしてハンドメイドの記録を残そうとはじめたブログも早2年。何を見ても読んでもすぐ忘れてしまうので、備忘録、雑記帳のつもりで始めましたが、これが思った以上に楽しい作業で、読書ノートは小学生の頃から○十年も付けているのですが、人に見てもらう前提で書いたほうが丁寧に、そして納得のいく文章になるような気がします。

書評、ブックレビューと記すのも恐れ多い感想文ブログを書き綴っていますが、この「ニッポンの書評」を読み終えたら気が引き締まりました。こんな駄文でもネットで一般に公開しているということは、それなりに配慮して気をつけなければいけない事例があって、例えばあらすじを書きすぎないとか、オチを暴露しない(ううっ耳が痛い)、漢字を間違えない(過去ログ見てみたら豊﨑→豊崎になっていた箇所が!)などなど、すいませーーん社長(゚д゚lll)と反省しきりです。

本書では豊﨑氏の書評に対する姿勢が伺えました。自分の知識をひけらかす書評、贈与としての書評は書かず、常に読者に向かって書く。ご本人も「10年後の考えはどうなっているかわからない」と悩みつつも今の考えを示していました。