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本棚の隣で針仕事

雪国在住。積ん読本と図書館通い、 録画した映画、買いためた布や手芸用品をどうするかの記録。

8 1/2

8   1/2 [Blu-ray]

 

レンタルBlu-Rayで借りる。

映画作りに行き詰まり、温泉保養地に逃れる映画監督グイド。でも映画関係者、愛人、妻が追いかけてきて、現実と幻想が入り乱れるという話。

学生の頃に、ヌーベル・バーグ等のヨーロッパの映画を見まくっていました。行きつけのレンタルビデオ屋が監督別に陳列していたので、かたっぱしからという感じで。
この8 1/2も借りて見たけど、しょっぱなから眠くなり撃沈。今回はリベンジ!でもやっぱり前半で眠くなり撃沈。夜見るからあかんのかと、気を取り直して朝見たら、保養地に奥さんが登場あたりから断然面白かったです。Blu-rayの映像も明るくてとても綺麗だった。昔ビデオで見た時はもっと暗かった気がします。あと自分も結婚して子どももできて年をとったのもあるのかも。

映画監督というクリエイターの苦悩をこんな風に映画で表現しちゃっていいんだ!という最初の映画。これに感化されたであろう作品を多々見てきたので、「最後はみんなで踊っちゃえ」の元ネタはこれか!?と鳥肌ゾクゾク。もっぱら北野武版「座頭市」のタップダンスが頭の中でぐるぐる。これぞまさに元祖「監督ばんざい」ですね。

幻想シーンでハーレム作ったり、自分に説教を垂れる人を指パチンで首くくらせたり、欲望丸出しが笑えます。あと理想の女性像が「若くて美しくて、古風で教養があって、少女であり大人」世の中の男性はそうなのですか?そうなんだろうーな。いねーよそんな女性。

映像の魔術師フェリーニの名のとおり、モノクロの美しさ、構図が本当に綺麗。ぱちんぱちんとすべてが上手く「はまる」構図の無駄のなさ。いやー本当に綺麗だった。いいもの見ました。