夜空と陸とのすきま

SF好き SF小説1000本ノックを目指しています

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!/The World's End

 

 

眼鏡堂さんから借りる。ありがとうございまーす!

一晩で12件のはしご酒にリベンジしている最中に、世界を救うか否かになってしまう話。
最初の10分で超高速に展開する学生時代の話に、だいたいのあらすじが入ってる。

私も大学を卒業して数年ぶりに、幼い娘を抱いて学園祭に立ち寄ってみたことがあって、サークルにはもう知っている後輩はいないし、旧校舎や新校舎を見て回りながらしみじみと時の流れを感じていたら、サークルの先輩が学生有志の警備をしているとですよ!えっもうアラフォーなのに、まだ在学生と同じ事してんの!?とびっくり。卒業後もサークルに通い、毎年の合宿までついていくらしい。まあそんな社会人になっても学生気分の人は確かにいるよねと、この映画の主人公ゲイリー・キングがだぶりました。

ゲイリーのリベンジに巻き込まれる仲間も、最初はいやいやだったけど酔いが回ってくると、警戒が解けて共に過去を懐かしんでいく感じ。はしご酒長くしていないなぁ。当時の友達と飲み明かしたくなりました。実に羨ましい。でも今日は一人酒ですなと、こっちも缶ビールを飲みながら見ることにする。

ニック・フロストサイモン・ペッグの最強コンビ映画ですが、ほぼマーティン・フリーマン目当てで見ていたので、“オーメン”に戻ってしまってから活躍がなくて寂しかったのと、ぽっちゃりのニック・フロストが、思いのほか激しいアクションをするのが意外でした。あのマネキンも強いんだか弱いんだか。

“地球最後の攻防”が酔っぱらいの与太話ってのがイギリスらしい。マーティンも出ていたので「銀河ヒッチハイクガイド」の皮肉たっぷりな雰囲気に近かった。そして最後はなげやりで強制終了な印象があったんですが、こちらもビール飲んで酔っ払って見ていたので、まあいっか〜〜って感じ。