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メジャーリーグ1の弱小貧乏球団を、選手の数値データを統計学的・客観的に分析しつつ、選手の評価や戦略を考える分析手法(セイバーメトリクス)を使って強豪チームに作り上げていく実話。
説明的で退屈な(絵にならない)映画になるかと思いきや、最後まで飽きさせずに魅せてくれた脚本も素晴らしい。特にラストの娘のおぼつかない歌がさぁ(涙目)
そして、故障や不調の選手にトレードや解雇をドライに言い渡し、言われた方も「オーケー、じゃあ荷物をまとめるよ」とこれまたドライに去って行くという驚き。アメリカからみたら日本はドロドロで湿っぽいんだなぁ、人間関係が。
野球に経済学の組み合わせは、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」もそうだったなと思い、「マネーボール もしドラ」で検索かけたら、出るわ出るわのもしドラ酷評文ページだらけで、びっくり。うん、事実だからしょうがないね (´・ω・`)
同時期に日本で「もしドラ」が流行っていたという悲劇。
本作では、短気でやたらと物に当たるブラピ、老眼鏡をかけてるブラピ(「ワールドウォーZ」より老けてみえる)、いつもポップコーンやナッツを食べてる(リスか!?)ブラピと、とにかくブラピが人間臭くて良かったです。
本当に良い役者になったなとしみじみ感じるほど、演技が光っていた良作でした。おまけのNG集でひたすら笑い狂うブラピ動画がついてましたが、なんじゃあれ?