夜空と陸とのすきま

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137億年の物語/クリストファー・ロイド

 

 

図書館で借りる。

初めて図書館でリクエスト(おねだり)して
購入してもらった。ありがとうございます!

宇宙誕生ビックバンから3.11までの物語を
子ども向け(中高生?)に書かれた本。

大変読みやすくて、翻訳も上手。
複雑な世界史をここまで流れるように解説するとは
素晴らしい偉業。

ナショナル・ジオグラフィックの本も
これくらい読みやすく書いて欲しい(あれは直訳すぎる)

高校で世界史を履修し、「点」を学んでいたので
「線」であるこの本が理解しやすかったのもあるかもしれない。

最後は福島第一原発事故の記述で
「石油は枯渇するよ」「原発も安全ではないよ」
「全人類が欧米諸国並みの生活を維持するには
地球5つ分のエネルギーがいるよ」さあどうする?という課題で終わる。

こんなに食材を置いてても売れないのに
こんなに大きな空間の空調をガンガン効かせていて
広大なイオンモールに行くたびに不安になる。

世界中の人が歴史を知ることで、変わることもあると思う。