叔母に文庫本を借りる。
借りた本は返さないといけないので、いつも必死に読むが
この2冊はすらすらと一気に読めた。
開拓団というと、以前ブラジル移民の小説を読んだが
100年ほど前の、この厳しい苦労話は北海道も同じ。
福島から北海道の開拓団に加わった家族の、厳しい生活~
娘の奉公~結婚、戦争、と2世代にわたる話。
とにかく出てくる男(兄以外)すべてがろくでもない。
母も娘もだめんずひきすぎ。でも自分で結婚相手を選べないんだから
ひどい時代だ。夢も希望も叶わず、アイヌの初恋の人とは悲惨な再会
せっかく建てた家は何度も火事全焼。それでも淡々と生き抜くという
女性のたくましさには励まされました。