夜空と陸とのすきま

雪国在住。積ん読本と図書館通い、 録画した映画、買いためた布や手芸用品をどうするかの記録。SF大好きです。

ブログ5年目なので気分でタイトル変えてみた

新年あけましておめでとうございます。 怒濤のお正月、めちゃくちゃ忙しいぞ家事三昧もういやだ!とストレスMAXでかなりブルーなので、気分を変えてみたくてブログタイトルを変更しました。 「本棚の隣で針仕事」も気に入っていたのですが、落ち着いて針仕事…

アルファ系衛星の氏族たち/フィリップ・K・ディック

大寒波襲撃により日々除雪、除雪の年末です。ママさんダンプを使いすぎて手のひらにマメがっ!そんな中で今年最後になるであろう読書に選んだのが、ディック自身も失敗作と公言していた「アルファ系衛星の氏族たち」。 いやー毎晩寝落ちしまくり遅々として読…

怪魚ウモッカ格闘記インドへの道/高野秀行

海の向こうに浮かぶタージマハルが蜃気楼のように見える意味深な表紙、インドへの道という副題。 高野さん、インドに謎の怪魚を探しに行きたい!行かせて!というノンフィクション。なんだよ、結局インドには行けないのかよとガッカリですが、入国審査に引っ…

スター・ウォーズ 最後のジェダイ/Star Wars: The Last Jedi

吹き替え版2Dを娘と一緒に劇場で。新3部作第2弾、フォースに目覚めたレイは、最後のジュダイマスターであるルークを探し当て、レジスタンスに力を貸して欲しいと頼むが…という話。 映画館に観に行くまで、極力ネットのレビューを見ずに我慢していましたが、…

ゼロの未来/The Zero Theorem

IT企業に勤める天才プログラマー コーエンは、数式「ゼロ」の解明に挑むが…人生の意味と愛とはなんぞやにせまるお話。 テリー・ギリアムワールドは情報量が多くて隠れアイコンだらけで、見ているだけでクラクラします(大好き!)。コーエンが住む古風な廃墟…

解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯/ウェンディ・ムーア

「決してマネをしないでください」(蛇蔵/講談社)のマンガに登場したジョン・ハンターが強烈すぎて、もっと読みたくなり書店で購入。 18世紀イギリス・ロンドンの外科医であり、奇人鬼才博物学者ジョン・ハンターの生涯を描く。天才的な解剖の腕を持ち、稼…

刺青の男/レイ・ブラットベリ

旅行中に私が出会った刺青の男。彼の全身には見事な18の刺青が彫ってあり、夜の月明かりの中、刺青の絵は動きだし18の物語を演じ始める…というプロローグからなる18の短篇集です。 せつなくも美しい名作「万華鏡」。以前、たまたま流れ星を見かけたのですが…

世界不思議地図 THE WONDER MAPS/佐藤健寿 阿部 結

「奇界遺産」の佐藤健寿氏プレゼンツ、すべての漢字にルビがふっていて小学生から読める世界地図「不思議オカルト」版。本当に良くまとめられていて大人も楽しめます。 自分が小学生の頃に夢中になって読んだ謎・不思議本で得た知識が、さらにリロードできた…

クボ 二本の弦の秘密/Kubo and the two strings

独眼の少年が三味線かついで、サルとクワガタとともに三種の武具を探し、両親を奪った魔の力に立ち向かう話。劇場で日本語吹き替え版を鑑賞。 最新のストップモーションアニメ技術を駆使し、質感も目の迫力も光源の美しさもCG以上でしたが、途中から物語にぐ…

決してマネをしないでください。/蛇蔵

楽しく知的な大人の学習マンガという帯のうたい文句通り、工科医大の実験サークルで科学者のたまご君達が行う、危ない楽しい実験の日々を描いたコミックス全3巻。物理オタク学生の掛田君と、科学がまったくわからない学食のおばさん(おばさんって30歳前なの…

霧に橋を架ける/キジ・ジョンスン

図書館で単行本の方を借りて読む。分厚い本をじっくり読みたいところだけど、まだまだ仕事が落ち着かないので、色々と賞を受賞している短篇集ならと手に取りました。ところがどっこい、読んでいて目がすべるすべる…。最後まで読んで、もう一度読み直して初め…

怪獣記/高野秀行

トルコ東部のワン湖で謎の巨大生物ジャナワールの真実に迫るノンフィクション。ネッシーみたいな怪獣がいるというオカルトな情報を元に、とにかく現場に行ってみようと、フットワークも軽く飛行機に飛び乗りトルコで突撃取材を敢行。個性的なガイドと運転手…

ユービック/フィリップ・K・ディック

ディック作品の中でも傑作と名高い「UBIK」。予知能力(プレコグ)、読心能力者(テレパス)、覗き屋(テイープ)、念力移動屋(パラキネテイスト)、死体蘇生屋(リサレクター)、物体賦活屋(アニメーター)とわんさか超能力者(しかも衣装が奇抜でキャラ…

ブレードランナー2049/Blade Runner 2049

映画館で字幕版を観る。 上映時間およそ3時間、帰宅してネットで前日譚の短編3つと、町山さんの解説などで復習。ほぼ1日脳内ブレランで幸せでした。 これから観られる方は劇場パンフと、wikipediaはもろにネタバレしているので注意です。 いやあ、感想って何…

幻獣ムベンベを追え/高野秀行

仕事で疲れ果てて、ヨボヨボと蒲団に潜り込み、文庫本をひらいて高野さんにアフリカのコンゴへ連れて行ってもらう秋の夜長。最高でした! さて、サブキャンプへ向けて出発である。空は晴れ渡り、綿をちぎってばらまいたようなふかふかした雲が青の中に浮かん…

読書狂の冒険は終わらない!/三上 延 倉田英之

ベストセラー作家であり「読書狂」の2人が本について語り合う唯一無二のガイドブック。 読んでいて楽しかった。場所が居酒屋なら隣に座ってずっと聞いていたい感じでした。それにしてもお二人の蔵書数と読書量がすごすぎる。私はとりあえず数が読めれば満足…

去年を待ちながら/フィリップ・K・ディック

ハヤカワ文庫から新訳版が出たばかりですが、読んだのは創元SF文庫の方です。 2055年、リリスター星と同盟を結んだ地球は、リーグ星(昆虫タイプのエイリアン)との星間戦争に巻き込まれ、泥沼の戦争中(スターシップ・トゥルーパーズ的な?)。この苦境から地球…

ベイビー・ドライバー/ Baby Driver

史上初、ミュージカルとアクションの奇跡の融合映画!音楽を聴くと、天才的なドライビングができる”逃し屋”の話。 今回は娘と映画館へ。前日に予告編をYouTubeで見ていたら、娘も一緒に行きたいと言い出し、R15、PG12じゃないし、「ローグワン」も大丈夫だっ…

お日さまお月さまお星さま/カート・ヴォネガット アイヴァン・チャマイエフ

デザイナーのアイヴァン・チャマイエフが描く、太陽・月・星の絵を元に、カート・ヴォネガットがお話を作った絵本。太陽・月・星というたった3つの図形の構成図から、まさかのイエス・キリスト生誕の話に結びつけてきたヴォネガットの想像力に感嘆させられま…

宇宙の操り人形/フィリップ・K・ディック

時系列順に読んでいるディック作品ですが、これは古書店で見つけることができず、結局ネットでポチりました。珍しくちくま文庫から出ている初期の中編SF。ちょっと初期作品に戻ってみる。 子どもの頃に住んでいた山間の田舎町ミルゲイトへ行ってみたら、そこ…

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン/ピーター・トライアス

初めて表紙を見た時に「おぅパシフィック・リム!」とヘンな声が出てしまった「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」をようやく読み終えました。 台詞が多く、まさにハリウッド映画超大作のような展開に、すらすら読めるかと思いきや、意外に拷問シーン…

書架の探偵/ジーン・ウルフ

図書館の書架に住まうE・A・スミスは、推理作家E・A・スミスの複生体(リクローン)。生前のスミスの脳をスキャンし、作家の記憶や感情を備えた、図書館に収蔵されている“蔵者”なのだ。 作家の死後にリクローンが作られ、その作家の著作物と共に図書館に住ま…

羆嵐/吉村 昭

大正12年の冬、北海道の開拓村をヒグマが襲った三毛別羆事件を題材にした小説。 いや〜私は娘を普通分娩で産んで、すぐに母乳が出たときに「人間って哺乳類なんだな」と実感したのですが、この本を読んで最初に思ったのは「人間ってエサなんだな」です。 文…

カブールの園/宮内悠介

芥川賞候補作にして、三島由紀夫賞受賞作。久しぶりにSFから離れて純文学たるものを手にしてみましたが、宮内氏はSF畑出身らしく「VR治療」、作曲の出来るYouTube「トラック・クラウド」など近未来っぽいものも出てきました。いいぞ〜!そしてヨセミテ国立公…

know/野崎まど

極度に発達した情報化社会の対策として、子供の頃から脳に〈電子葉〉の移植が義務化された2081年が舞台。情報格差の果ては、レベル0〜6に仕分けられ、低いレベルの人はアクセス制限がかかり、高レベルの人から丸見えにされるという怖さ。ありそうありそう…

読書で離婚を考えた/円城塔・田辺青蛙

夫婦でお互いに本を勧め合って、読書感想文を交換しあえば、いまよりもっと相互理解が進み、仲良くなるのでは? SF作家の円城塔とホラー作家の田辺青蛙の夫婦読書リレー。 夫婦でお互いにオススメの本を紹介しあう!なんて怖いことをっ!うちなんて、旦那さん…

スローターハウス5/カート・ヴォネガット・ジュニア

けいれん的時間旅行者であるビリー・ピルグリムは、自らコントロールはできなない時間の中に解き放たれ、自分の生涯の未来と過去とを従来する。歩兵としてヨーロッパ戦線におもむき、ドイツ軍の捕虜となりドレスデンの無差別攻撃を体験したWW2、アメリカに帰…

ガイコツ書店員 本田さん/本田

レンタルコミックで数合わせのため、なんとなく手にとって借りてみたのですが、あまりにも面白くて、翌日本屋に買いに走りました! 書店員として働いている本田さんの実録コメディ。本田さんはガイコツだし、他の店員さんも紙袋やヘルメット、お面、などの仮…

ブレードランナー/Blade Runner

ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作とした名作映画。 これまた久しぶりにレンタルで借りて見返しました。学生の頃に見た時は途中で寝ちゃったのです。テンポが悪いわけでもないのに何でだろう。 今ではWikipediaで調べたらうんちくがい…

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?/フィリップ・K・ディック

人類が移住した火星から、地球に逃亡してきたアンドロイド達を狩る賞金稼ぎデッカードのお話。 ディックの初期作品から読んでいって、ようやくたどり着いた円熟期の名作「電気羊」。高校生の頃に県立図書館で初めて手に取って読んでから、もうウン十年目。そ…